高気密高断熱にはそれなりの利点があるはずです

その国にはその国の気候や温度・湿度などというものが嫌でも存在します。そして、日本は世界中の旅行者が口を揃えて言うくらい夏季期間中は高湿度の国です。私の自宅の湿度計を見ても真夏になると湿度が70%を超えるなど、かなり息苦しさを感じずにはいられないような環境なのです。ですから、家を新築するときはできるかぎり高気密高断熱にして、冷暖房機能がよりよく効くかたちにしたほうがいいのかもしれません。高気密高断熱にすると、もちろんその分の費用は割増しでかかるのは確かですが、長い目で見るとエアコン使用時などの電気代節約にもつながるし、何よりもエアコンを消した後などでも急激に部屋の温度が下がったり上がったりするということは避けられると思います。これが高気密高断熱にする一番の利点ではないでしょうか。部屋を快適な温度に保ちやすくなる、というのが特徴だと思います。もちろん、昔の日本の家では風通しをよくするという意味でも高気密高断熱という概念は避けられていたかもしれませんが、これほど現代の住宅に浸透するようになったのはきっとそれ以上に利点が多いからだと思うんですよね。