砂とはきっぱり縁をきりたかった。

家を建て替えて、4年が経ちました。新しい家なので、高気密高断熱です。建て替える前の古い家は、築32年で木造でした。色々傷んできていました。ベランダの足場は木が弱くなってきていて、割れて抜け落ちてるところがありました。雨漏りもしたことがあるし、窓が閉まらなくなって鍵がかけられなくなっている部分があったりするなど、家全体がゆがんできてもいました。建て替え時にお世話になったハウスメーカーの人が、古い家の1階の床を踏んだとき、ほんの少しの傾きを感じられたそうです。ゆがみの原因は、経年変化もありますが、他にもうひとつあります。我が家の隣は、大量の砂を置いてある事業所があり、その砂をブルドーザーで上げ下ろしするので、すごい振動があるのです。地震と変わりなく、それが日常です。そして、砂は風によって、どんどん我が家に入ってきます。掃除しても、さっと触ってみると、また砂でザラザラしています。呼吸にも悪いですし、1歳の赤ちゃんもいたので、いろいろ理由が重なって、建て替えになりました。新しい家になってから、砂の方向の北側の窓は絶対に開けません。前の家のときも閉めていましたが、砂は入ってきました。今は、以前のようには入ってこなくなりました。風の強い日などは気をつけていないといけませんが、以前とは比べ物にならないくらい、砂とは縁遠くなりました。前は砂の中で生活していたんですから。現在のハウスメーカーの、高気密高断熱の技術に、感動しています。