最近、住宅メーカーの広告を見ると「高気密高断熱」というのをよく見かけます。
「高気密高断熱」とは、住宅の隙間を無くし（気密性を高める）、熱を逃がさない素材で住宅を覆う（断熱性を高める）ことです。それにより、冬でも住宅内の暖かい空気が外に逃げず、快適に暮らすことができるようになります。暖房効果も最大限に高められることで省エネルギーにもつながり、お財布にも環境にも配慮した住宅といえます。
各メーカーとも気密性を高めた独自の建築方法や断熱材の開発が盛んに行われていますが、窓のガラスやサッシについても開発が進められています。
それは、住宅から最も熱を逃がすのは窓の部分だからです。
最近では、窓ガラスを複数枚にしたり、ガラスとガラスの隙間に熱を逃がし難いガスを注入するなど様々な商品も開発されています。サッシ部分も、従来のアルミ製では熱が逃げ易いため、樹脂を使ったものが主流となっています。
このように、住宅は目に見え難い部分についても日々進化しています。
住宅を建てる際には、キッチン設備やデザイン等の見える部分だけではなく、「高気密高断熱」という見えない機能性も考えることで、快適な暮らしづくりを目指しては如何でしょうか。